pben’s blog

独り社長の酒場トーク

荒ぶる

見た目と違って、体育会系はむしろちょっと苦手です。

 

以前、誰かが言ってたんですが、体育会系ってそもそも何なんですかね。正しくは体育会だろう、ってどうでもいいことも言ってらっしゃいましたが。

 

昨日大学ラグビー対抗戦の早明戦があって、今でもこのマッチだけはなぜかNHKで放送するんですよ。結果は7-17で負けましたけど。負けたというわけですから僕は明治大学出身です。ちなみに高校はラグビー部キャプテンで、大学は一般入試入学でしたが、ラグビーは大学1年で挫折しました。高校の時に左膝をヤッちまってその影響で。今でも左足首が右足首ほどは曲がらないという不具合が生じています。あの頃はベンチプレス100㎏、スクワット130㎏とか余裕で 笑、風呂上り裸でうろついてたら母ちゃんが「ドキッとする、、、惚れそう」って顔赤らめながら言ってたこともありましたよ 笑

僕が学生時代の頃の早明戦はメチャクチャ盛り上がってました。常に満員、プラチナチケット状態。現役学生達のみのイベントとかでは決してなく、むしろ半数以上がOB・OGだったり、社会人から高齢の方が多かった気がする(しかも、ラグビーファン・観戦者に美人・イケ女がなぜか多い!これシンガポールと名古屋に不細工チャンが多いという絶対的定説と同じ何かですかね 笑)。試合後は新宿歌舞伎町ではそこらじゅうで飲み会やら早明生徒のケンカ多発は当たり前で、僕も1回だけだけど歌舞伎町広場の電柱によじ登って上半身裸で雄叫びあげたことは記憶にあり 笑 なんであれをやる必要があったんだろうか 笑 まあ若気の至りです。

 

とにかく飲む、アタマは悪いが声だけでかい、不眠不休でとにかくいつも元気、ゴツイ・運動やってそうな感じ、儒教以上の上下関係リスペクト、後輩・若手に怖い、例えば2軒目行くときはダッシュで場所取りに行く、とか、ビジネスシーンで使われる「あの人って体育会系だよね」ってこんな感じのことを言うのでしょうかね。

そういう意味であるならば、俺はこういう体育会系はむしろキライなモノの固まりなんですが 笑。自分は最初の酒については、酔わない・量イケますけど、それ以上それ以下でもねえですし。まあフィジカル的には俺はまさに今でもよく言えばラグビー体系(悪く言えば肥満 笑)で首も腕も太ももも太いし、顔は2018年の日本でのラグビーW杯の頃、多方面から「ソックリな人いっぱい出てますよね!南半球に」と言われてしまうくらい、フィジー・トンガ顔ですし(個人的には日本代表のマフィに似ていると言われたら恍惚で嬉しいのですが)、六本木のキャバクラなんぞに入店した暁にはお姉さんらに「あ、これはヤバい客キタ━━(゚∀゚)━━!!」と思わせてしまうらしい風体らしく。ただ1点だけあれかも、今でも俺はいざとなったらいかなるステータス・立場・損得関係あろうが、男vs男は最終的にはフィジカル、ヤルかヤラれるかだろ、と訳の分からないことを内心で思ってたりしちゃっているので(まあ、要は、あんまりわけわからんこと言っていると、ライン超えると、シメるぞテメエと内心どっかで思っている気がするなんとなく)、いあずれにせよ、とにかく、ビジネスシーンや社会的交流での所謂体育会スタイルは大嫌いなのです。

 

僕は明治なので、故北島忠治監督の「前へ!」(なんかこのコトバがなんか体育会系すぎるような 笑)が座右の銘と言いたいところですが、昔から座右の銘は?とか聞かれたり、履歴書に欄があって書いたりするのは、「知と熱」。これむしろ早稲田の監督だった大西鐡之祐氏の生涯の達意を書きまとめた書物のタイトルなんです。闘争の倫理。全てにおいて緻密で論理的な思考と戦略、ただしそれだけではなくて同じ位のほとばしる情熱と愛情を伴わなければならない、簡単にいうとそういうことなんですが、ここ最近ですかね、仕事していても、どっちかが欠落している人も多いな、企画も多いなとかまあ感じたりすることもあり。コイツ偉そうなこといっているけど本気の熱も愛情もねえな、コイツ至極正しいことを言っているけど所詮解説者、総論解説員に過ぎないじゃんじゃあ君はそれでなにできたの?、デスクで理論武装するのも勿論大事だけど最後はこれを買って欲しい!僕と一緒にやりませんか!って想いだろー、とか稀に感じますよ。商品なんかも自分でこれイイ!って感じられたら勝手に研究や勉強しますもんね。自分で取り扱うと決めた商品は、その製造メーカー担当者より、とことん詳しくなる!って決めて取り組んでいます。できてないかもしれないけど。

それと、すごく連絡やフォローきめ細かい、明るく元気なんだけど、記憶力が悪い、ちゃんと仕事できない、要はナンカコイツツカエナイ、、、とかそういう奴はちょっと苦手です 笑

 

初対面の時、ラグビーやってた話とか自己紹介では割と避けます。所謂体育会系的ノリ?っていうんですか、一言目が飲み行きましょう!とかやたら会食接待とかゴルフ接待とかやらないし、あれ媚売るっていうんですかね、そういうのはしないつもりです。ちなみに買ってもらう方の立場の方に対し「これだけいいモノなんだし、これだけ安いんだし、買わなきゃ損ですよ」くらいに思っているかもしれません 笑。僕がいる業界でどっかの商社のバカ社員で「ウチは上が男気ある会社なのでゴルフコンペも開催しますし、お客さん接待も積極的です」なんぞ自信満々にしかも真顔でのたまっている奴もおりましたが、なんだよお前がいう男気ってwww。

 

とはいえ、その男気ってやつの回答になるかまだよくわからないんですが、2018年のラグビーW杯特に日本代表の試合、これもそのすごい視聴率だったはずなんですが、当然俺は全試合フルで生視聴しましたが、魂震えちゃうんですよね。リーチ・マイケルが味方のフォローのために脳天から集団に突っ込んでいくところとか、CH中村の相手100㎏50m5秒台のガイジンにタックルいくときとか、国歌斉唱で塙にクリソツでしたが流が感極まりすぎちゃって号泣しちゃっている姿とか、早明戦だってロッカールームで試合前ですよ泣き出しちゃってる戦士たち、勝った時にしか歌うことが許されない早稲田ラグビー部部歌「荒ぶる」も声出して泣きながら歌う。先日高校の花園予選決勝も観たりしましたが、自分がラグビーやっていたからかもしれませんが、ラグビー観てるとなんか熱くなるんですよね、俺から見て、男からみて惚れそうになる格好良い男たちがいっぱいいます。試合後のインタビューとかTV番組とかでも、ラグビー選手って温厚で知的でしかもインタビューお喋り面白い人多いですよ。ニュージーランドは試合前「ハカ」と呼ばれる古来原住民のマオリ族の舞踊で戦いの舞やるじゃないですか、昔日本ではユンケルだっけ飲料でパロってCMで使われてたやつのあれ、あれヤバくないですか、「ハカ」とYoutube検索すると色々な紹介動画出てきますが、あれ例えば高校生が亡くなった先生の弔いで舞ったり、卒業式で舞ったり、結婚式でもやるらしいんですが(しかも皆ガチでマジで舞っている)、決してラグビーのモノだけではこれはないんですが、腹の底から魂から荒ぶります。もし今度緊張するプレゼンテーションとかあったら開始までハカ動画見て荒ぶるか。いや逆に前のめりし過ぎてコケそうだ 笑。

 

知と熱なんですよ、仕事も。

 

とことん付き合うと決めた相手、チームメイトは、全力でフォローしなくちゃならない。

それと、中国とタイとセルビアと東北が好きなのは、懐に入ったら、それはビジネスでの縁だったとしても、彼らにとって僕はもう「家族」なんです、一緒に戦う「フィフティーン」なんです。だから、自分の会社もこうやって立ち上がったし、存在している。

 

そして、「日本沈没」したら、ピンチになったら家族や恋人や友人を体を張って守る、助けるのが真の漢。(久しぶりに連ドラはまっています 笑 来週最終回!)