pben’s blog

独り社長の酒場トーク

SAKEに少し真剣に思いを寄せてみる

数年振りに記憶が飛びました。


1週間振りにブログを書いてみる。さすがに師走の候、営業も肉弾戦・接近戦が昼夜連日続きに追われる日々で、まさに敬愛する故大西鐵之祐センセイのワセダラグビー”接近・展開・連続”状態です。残り後半僅か気を抜くことなく走り続けたいところですね。先日、兵庫県は初めて尼崎に参り”試合”をしてきました。(自分、尼崎かんなみ新地という”ちょんの間”という遊郭ですか、ちょうど先月一斉閉鎖されたらしく。このディープな話題は自分見識不足なのでそれはさておき、ジャパニーズ風俗の奥と闇と歴史は非常に深そうです・・・。)兵庫県は酒蔵数が日本一なのですが、いやぁまあ清酒をワインデキャンタみたいなアレですげー浴びました 笑。自分メチャクチャ酒強いんですよ、でもロスタイムいやお会計辺りから記憶が飛んで全く覚えていないのです。翌朝お支払い頂いた方曰く普通にしてらっしゃって、お別れ&お礼のご挨拶もいただきましたよ、とのことでほっとひと安心したわけですが、どうやってホテルに戻ってフロントでキーを受け取って就寝したのか記憶がゼロ。朝方6時前に目が覚めたんですが、狼狽&驚愕そして恐怖心だなあれ。怖い、、、。ちなみにアイコスを充電器に差してあり、衣服をきちんとまとめて普通にどうやらベッドに就寝した形跡があり、無意識な自分が案外きっちりしていることに、なんかすげー失望しました 笑。10年以上前ですかね、とある事件があって、似たような”激しい接触からの脳震盪状態”並みに痛飲したことがあったんですが、目が覚めたら本当に目の前にキレイなお姉さんの顔がのぞき込んでたんすよ、「うわっ!」。曰く「ママに連れて帰りなと言われました。わたしもどうしていいかわからず自分のところに連れてきました。だいじょうぶですか」笑。アレ以来ですね、記憶飛んだの。サランヘヨ~、愛と憎しみは紙一重とコリアから学びました。

と、まあ兵庫県で翌朝ビジネス商談をしてきたわけですが、自分は仕事で日本酒そのものは扱っていないのですが、酒蔵の技術を応用した、つまり醗酵食品に近いユニークな素材を扱っています。それはさておき、当然話題は日本酒や酒蔵の話が多いのですが、皆さんも耳にしたことあるとおり、また自身の体感でわかるんだと思いますが、日本酒は毎年3-5%レベルで売上が下降し続けています。飲まないんですよね、新幹線でワンカップ飲んでるオジサン見なくね?(まあ、ビールそのものも同様に下降しており、最近は若手で乾杯時にとりあえずカシスオレンジで、なんてもはやノーマルだし)現在日本全国に酒蔵は1700程あるそうなのですが、それでもピーク時に比べたらもう5⁻6割減。酒蔵=職人工芸、家なんです。多くが売上減少は勿論、後継者自体が家系内に見つからず、閉業。現在は、それをM&Aだったり、例えば兵庫県の酒造メーカーが、他県例えば新潟の古い酒蔵を買って、新潟オフィスではないのですが地域展開していく。新潟地酒も勿論販売継続するがその販路に売上減少している兵庫の酒を流通させる。そういった展開で生き残りをはかる酒蔵さんもいらっしゃいますが、上記の通り「いいんだ、俺の代で御終いにする」この感じも多いわけです。家を家業を閉じる感覚なんですよね。ちなみに兵庫県内のとある酒造メーカーさんは創業おそらく寛文6年らしい。寛文って江戸時代だよね?しかも、おそらくって 笑。まさに歴史的文化そのもの日本文化そのものなんですよね酒って。

色々お話を伺う機会が多いのですが、(もしかしたら、日本酒世界深く探索していくと、そのうち中田英寿に出会いそうな気がしています 笑 ヒデの厳しいキラーパスを受けてみたいです)、酒蔵の多くが特に大手さん以外のその多くは、赤字経営で継続しているところも多いらしく、ビジネスじゃないんですよね、文化を遺す価値観なのでしょう、しかしながら全体的に売上減少の中、大手さんは勿論、他酒以外のビジネス展開などで生き残りをはかっています。よくTVやニュースやヒデなんかが、RICE WINEとしてブランディングして海外輸出なんて報道していますが、はい、確かに構成を見ると国内売上は減っていても海外輸出(1位アメリカ、2位香港 らしいけど)は増加していますが、それでもいまだにおよそ9割弱が国内売り上げで、輸出なんて1割も満たないんです。海外に活路をという考えは甘くないし浅い戦略なんですよね。酒造メーカーは1700程度ですが、銘柄数は1万は超えています。さて、それを見る海外バイヤーの気持ちになるとわかるよね。ワインほどわかりやすく赤白、産地、ブドウ品種、年代等々はっきり区分できないじゃんって。

あくまで素人見識、たまたま近くで小さいがビジネスになっている自分の仕事の実案件だけでこれから日本酒ってどうなるか、打開していくか考えて羅列してみました。
<発酵食品>
各社麹、醗酵、酵母菌、様々な技術とノウハウがあります。それらを活用した、調味料、シーズニング、具体的には御菓子や鍋の素。
<機能性素材>
最後残ったしぼり粕=通称酒粕粉末を研究した機能性素材(実際、酒粕にのみ特殊なプロテインが含まれており、酒粕には本来米に含まれているアミノ酸類が醗酵を経てさらにそれら含量がブーストしていたり) 甘酒=飲む点滴ですよね。
1個目と重なりますが、広く食品(スーパーにおける加工食品、ドラッグストアにおけるサプリメントなど)に展開したいです。
ブランディング
ジュレヌ-ヴォではないですが、日本酒も一番搾り、無濾過生酒、などスーパー賞味期限短いけどフレッシュな型があります。「この時期が今年も参りました!」みたいなブランディングを業界全体で仕掛けたいです。
ハイボールのように>
ちょっと調べたところ数年前より下降一辺倒だったウィスキーが、”飲み方のPR”=ハイボール需要の復活で、売り上げが伸び始めているそうです。僕の超絶好みの女優井川遥のアレですね♪。日本酒って重いじゃないですか。ここ最近は小瓶になってきましたけど、どうやら発想を大きく変えないといけないようです。日本酒はあくまでもサブ、3番目でもいい、日本酒を使うけど、メインは美味しい、飲みやすい、軽い、できればカラフルにインスタ映えまでしちゃう、20代‐30代をターゲットにしたカクテルの開発で。要は日本酒は割りネタのひとつにすぎないイメージ。
<価格>
低グレード品。今チリの赤ピノノワールも白シャルドネもメチャクチャ美味しいです、で398円だよね。もう水に近いくらい飲みやすくてでも日本酒でオシャレな2合ボトル瓶で398円!成人になったNiziUでCMいきたい 笑


関西って飯も酒も安くて美味しくて女のコも明るくて可愛いと再認識したんですが気のせいですかね?

魂は尼崎に置いてきたぜ!また指名させてね!バイビー!