pben’s blog

独り社長の酒場トーク

ほぼたま~プラントベースフードを考えてみる

はっきり言ってマズイです。


大豆ベースの肉とか以前から販売されていましたし、カニカマなんかもそうなんですが、本来の基盤原料以外の食材を使って、”疑似的に作る”加工食品が注目さえています。最近はマスコミでキューピーのHOBOTAMA(ほぼたま)なんかが、一連の卵タイト・高騰の件もあり取り上げられていましたね。

ビジネスをしていると、もう3⁻4年程前から、アメリカを皮切りに”疑似肉ハンバーガー”なんかが注目されていて実際マーケットは拡大しており、最近はEU圏内や実際先月訪問したタイでもそうでしたが”プラントベース”=植物由来の基盤原料を用いて美味しい肉類を加工する、なんてプロジェクトが進みつつあります。

一方で、なんでもかんでも”疑似”、”植物由来”などでエエモノの?そもそも発端は何なのさ?ってことで、慣習的に肉類を避けるヴィーガンベジタリアンはここでは置いておいて、ちょっとどうなのよ?ってことで考えてみました。

アメリカなんかの疑似肉ハンバーガーは、どちらかというと肥満・過剰cal摂取対策で始まった要素が多いと思うのですが、本来の大義は、環境負荷を軽減するというサステナブル目的で、また、健康維持・体調管理を目的に植物由来原料を使って、食感や味などもふくめて、お肉や魚料理などを再現した新たな食品であり、それは大豆で作られた大豆ミートや、オーツ麦から精製されたオーツミルクなどが、ここ数年で着目されてきたと思っています。それは良いことで、今後の地球資源の懸念や、最近の卵供給の問題もそうですし、そもそも肉類というよりハンバーガーの中の肉はアレ食い過ぎはやばい。美味しいんですけどね 苦笑。

でも果たして何もかもが健康維持に貢献するのでしょうかね。たとえば、その”ほぼたま”の栄養成分見てみましょうか。
  原材料:豆乳加工品(国内製造)、植物油脂、食塩、酵母エキスパウダー/トレハロース、加工でん粉、ゲル化剤(アルギン酸ナトリウム)、乳酸カルシウム、クチナシ色素、増粘多糖剤、調味料(アミノ酸)、香辛料抽出物(一部に大豆を含む)
  栄養成分:栄養成分表示(100gあたり)
   カロリー 178kcal
   タンパク質 2.3g
   脂質 13.6g
   食塩相当量 0.8g
結構、卵そのものの調理しなより、添加物というか色んな原料添加されているんですよ。ブドウ糖果糖類やメチルセルロースなど含みます。またカロリーも生卵よりちょっとかな?高いですよね。食としての味や満足と健康のバランスはいつでもなんでも難しい。
消費者庁の定義だと、”プラントベースフードの定義は、動物性原材料ではなく、植物由来の原材料を使用した食品のことを指します。これまでに、大豆や小麦などから「肉」「卵」「ミルク」「バター」「チーズ」などの代替となる加工食品が製造・販売され、畜産物や水産物に似せて作られていることが特徴です。”( 消費者庁:プラントベース食品関連情報)とありますが、特に加工食品の中で、基板になっているものが植物由来だからサスティなだ!だけでなく、加えられているその他食品・添加物・栄養成分はきちっと見なきゃいけないでしょうね。特に美味しくするのに、一番簡易な方法は塩を加えることですが、それ大量だとそもそもヘルシーに反します。
また、肉類にもとても大事な栄養素は多様に含まれており、具体的には植物性にはないタンパク質やアミノ酸類が多く含まれいることも忘れちゃいけない。

全てが全て代替品=正義ではいけなくて、例えば実際某コス〇コの疑似肉ハンバーガーは二度と食えないくらいマズかったし 笑、植物由来だからといって危険な添加物や着色類、塩分加わってたら意味もないし、やっぱり焼肉は旨いのだから 笑、要はやっぱりバランスなんですよね。可能な限り植物だったり資源的に有用な食材を使って、可能な限り加工助剤を避けてでも美味しく、そこへの投資はきっと世界的に進んでいくのは確かだし、ビジネスチャンスも訪れそうです。
10年以上前にこんにゃくパスタとか流行ったなあ、中国の康師傅ラーメンはあのしょっぱさが売り・ブランドなんだよねえ、とか色々思うとこはありますが。。。


でもな、やっぱり、
プラントベースのカップラーメンは
不味そうだ 苦笑