pben’s blog

独り社長の酒場トーク

新庄を紹介

野球のほうではなくて山形県のほうの話です。


東北新幹線山形新幹線つばさ終点駅に位置する山形県新庄市。乗れば分かりますが(今年から?いつの間にか全席指定になってた)途中の福島、山形、天童で乗員が次々と下車していき、新庄駅ではその数は僅かに。改札は今でもIC化されていません。駅の出口では、ご当地出身漫画家の冨樫義博の紹介展示がPRされいますが、1歩外に出ると、人影もなく、空虚テナントも目につきます。天気が良ければ空を見上げると、西方に鳥海山~当方に月山が美しくそびえたっています。同じ山形県日本海沿いにある酒田・鶴岡までは凡そ50kmで、車だとこの月山方面に抜ける通称月山道路という幹線を抜けていくしかありませんが、この幹線は豪雪エリアになり、列車はあるにはありますが、冬はJRが運航する代行バスでいくしかありません。運転に自信がない場合は、もし酒田・鶴岡へ行く場合はおとなしく新潟経由で日本海を列車で進みましょう。新庄で足止め・フリーズします。

特産や名物として有名なのは、くじらもち(よもぎと餡子)、蕨などの山菜、麦きり(うどん)、馬刺し、納豆汁、あじさいや旬彩など。夏は意外と高温多湿で、一方で冬は豪雪になり、頻繁に山形駅新庄駅は新幹線が止まっていまいます。

人口は3万5千人ほどで、曰く7割が50歳以上。確かにそんな雰囲気です。駅を出たら正直過疎も感じ、若い人どころか、駅からホテルまで日中全く歩いている人に出会わないこともしばしば。

オイラは所詮、シゴト・出張で1泊するだけの街ですから、前日までにIN・翌日商談で去りますので、観光するとしても、夜街に繰り出すだけなのですが、この”あけぼの町飲み屋街”に寄る程度。ここは駅から徒歩数分程度に位置し、はじからはじまで歩いても数分で周れる至極小さな繁華街。曰く、現在はこの結果的に衰退=レトロ匂が、かえって映画の撮影に使われたり、また、美味しい店は美味しいのでプラスこの雰囲気も合わさってしばしば旅番組の撮影で寄られることもあるとか。
創設期、戦後に闇市の場と生まれ、曙市なんて名前もついていたそうで、興隆期には訪れる客目当てにかなりヤバめ・そっち系の娯楽街・飲食街として栄えたそうな。(ほとんどの建物が木造の2階建てで1階が飲み屋ってことはそういうことかな)
現在自分が立ち寄った時の感覚としては、ほぼローカル客。っていうか県外オイラだけじゃね?笑ってことも。皆さん車できて運転代行で帰るのがお決まりのパターンだそうで。上記のご当地グルメは絶品でしかもリーズナブルで、乾杯から2杯目からの地酒と合わせると美味です。また、2軒目・3軒目とハシゴするのは当たり前のようで、だってスナックで平均お1人様2000円、ボトルも3000円くらいですから。ちなみに、不景気とこのコロナのせいで、潰れた・閉じている店も多く、開いているスナックもだいたいほぼワンオペ、つまりママ一人で接客という感じです。
毎度思うのが、見知らぬローカルさん同士だいたい挨拶を交わしたり、時には一緒に飲んだり唄ったりするんですよね 笑。ちなみに、オイラは以前はお客さんと入った店で、隣に1人で飲みにきていた生保レディの方と”ロンリーチャップリン”と唄った挙句、最後ホテルまで送ってもらったそうです。そうです、というのは、記憶がないんだよね 笑。相当吞んでいたらしい・・・。ちなみに、数は少ないのですがアルバイトの若いローカル女性もおり、不思議なのが100%可愛い 笑。なんというか素朴さ・素直さも満載で、先日は閉店後一緒にラーメン食いに行きましたよ 笑


日本はまだまだ広そうです!