pben’s blog

独り社長の酒場トーク

日本沈没~クソみたいな会社のクソみたいな話~

リアルちゃぶ台ひっくり返そうかと思いましたよ。

後日談として、ウチのガイジン取締役に話したところ、「あまり聞きたくない、良くない話」「そういう話聞くと、日本で頑張って働くのが疲れます」「ま、なんというか、日本沈没だ」とのこと。全てが全て欧米や西側が素晴らしい、正しいとは一切思ってもいないのですが、時々日本でシゴトするのに嫌気がさすというか、Love 日本・日本人なのに日本・日本人の嫌な面に出くわすことがあったりします。

所謂”大手企業”っていうところに勤務されていたり接触する機会がある方には、”あるある話”かもしれませんが、それでも最近はだいぶ減ってきた気がするんですよね。大手=勤務社員数が多い=人が増えるイコール集団が形成され、そこには政治が生まれるのが世の性なんでしょうか。

昨日、とある案件が生じて、それは具体的にはツテ・知り合いの紹介で、富山県岐阜県にあるローカル会社さんが後継者が居ない事情もあり、ただし抱えている産業に客観的に見てもバリューがあって。そこを日本の大手会社さんどこかに事業譲渡提案したいって話で、オイラはそのとある大手との商談をセッティングし伺ったわけですよ。”日本の”というのも、今はもう恐ろしいくらい中国企業にマネーがあって、彼らは想像以上のそれはもうリニアモーター並みのスピードでアクションしますので、とっくに先ずは中国企業が大金で買収したいと打診があったそうなのですが、このように富山県岐阜県の会社さんは”できれば、日本の財産なので、日本のどこかしっかりとした会社さんに”という想いがあったんですね。

商談当日、役員を兼ねた事業部長とその部下2名が揃ってくださり、それなりに構えてくださったと感じていたのですが、開口一番「今日30分だけですよね」「貴殿(オイラ)と弊社グループのつながり、今日のセッティングまでも経緯とかどうでもいいので」と。だいたいそいつの顔面見てもオイラわかるんですよ、”でたー、きたきた、これ”って。大手の上層部になると、所謂”花持たせ人事”といいますか、定年前に決してそれ以上昇れないけどまあそれなりのポジション=部長とか執行役員とか常務のところに、せいぜい2年程度居座らせる人事といいますか。およそそういった場合、形だけポジション相応の動きは振舞わなければならないんだろし、また積極的に事業に取り組まねばならないわけで。ただし、実際は何を具体的にやるわけでもなく、要は1件1件案件潰しを行う。つまり話だけ聞いて、真剣に積極的に応対はしたように振る舞い→しかし、商談した上で、これ以上進めるのは困難と報告をまとめる(これも最初からそうシナリオを決めている)→それを上にレポする=結局、事なかれ主義、自分は残りの任期までできるだけ何もやらない、面倒な案件は関わらない。要はそういうことで。

冒頭数分の会話と面構えだよね、そのパターンだとオイラは速攻分かったので。実際途中途中ちゃんと話しても、「そのご説明は要らないです」等々、わざわざ一つ一つ突っかかってくるというか発言に刺してきやがるし。挙句の果てはその会社の競合他社の話になって、「弊社よりむしろその会社さんにご紹介されたほうがいいですよ」ときたもんだ。ここらへんの辺りからオイラはキレたというか(キレてなーい、ですよ笑)、パッションがほとばしるといいますかね、「であれば、なんでこの商談セッティングされたんですか」「こちらはこちらで関係者にレポート出しますが、御社からですよ、ウチからじゃないですからね、その競合他社おススメ発言されたのは」「いや、いいです。もうこれ以上説明することもないですね」と。悔しかったので一言だけはっきりと「ああ、そうですか。あの競合他社を御社自らおススメされるって、御社もダメですね。っていうか、言われなくても実際あの他社様強い引き合い受けてますよ。だってあの他社様は戦略的にこの分野の事業力入れますからね。御社はほら、相変わらず低価格競争、ドラッグストア・スパーの棚奪い合いだけの戦略ですもんね(皮肉)」とは刺しといたけどさ 苦笑。しっかし、あの部長野郎、ヘラヘラ・ニヤニヤしやがって。翌日現在悔やまれるのは、もっと本気でヤッテやれば良かったなと 苦笑。消化不良感だけです。実際同席していたその富山県岐阜県の会社さんの方が「自分も早々に退席しようと思ったんです。でも、いち早くpbenさんがヒートし 笑。まあ、何十年商談していますがこんな酷い無礼な応対受けたのは初でした。いいです、あんなクソみたいな会社に提案したのがそもそもの間違いでした、そのことが確認できただけで事前に事故を防げたと今朝は思っております」と仰っていただいてね。まあ、実際俺も相当のツラというか眼光だったのでしょうか 笑。そのクソ部長の隣にいた社員さんたち俺と目が会った時、ひきつっていたというか、下向いてたからなあ。彼らも本当はわかっているんだろうね、って。

案の上、翌日、こちらのツテで早速レポ挙げたクソ部長のその社内向け(ってか、俺はシゴトしたってトップへのPR作文。あらためて思うのはこういう人たちって社内レポが早くてそしてある意味作文が上手い、まあだから出世するのかね)内容確認したけれど、想像通り過ぎてワロタ。ナニナニ、”商談で当社の説明を聞いて勉強になった”、”相手方からミスマッチ、他にあたると結論出された”だとおお??ある意味正解か、あの内容で提案すべき相手じゃないと判断したのは事実ですし(クソ相手という意味でね)、しかし、そう持って行った、話してきたのアンタらだろうが。それなりの有名なブランドの会社なのにモロ競合相手を薦めてきたのはお前だ。どんだけ必死なんだよ、シゴトしないために。多分、きっと現代って、同分野他の会社は大小に限らず、実際事業化するか否かは別次元として、可能な限り情報収集に努め、よっぽどでない限りその企業や人とつながっておく、だってそうすれば、デスクに座ってて、自分の周囲では得られない、そのサークル外の情報を取ることができるし、そのことで数年後ひょっととある事業化に間接的にでも結びついて結果大樹となったりすることも、これもあるあるなんです。オイラはそう思うというか、実際そうだから。オイラの場合は直接的過ぎますが、今日からこの会社の商品は絶対買わない、食さないと決めました。また、実際このクソ部長の傘下の商品群は、きっと数年後他社に抜かれるでしょう。他の会社は中国企業ともコラボして、逆に事業権を押さえて足元押さえて売り先として中国に売ると思いますよ。


結論。あんまりオレを怒らせるなよ。