pben’s blog

独り社長の酒場トーク

現代社会と躁鬱病に憂う②

元気に復職して戻ってきたようです。


以前、記事に触れた、その支店の社員さん(鬱病で休職)が思いのほか早く復職し、挨拶に来ました。

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決してカラ元気という風にも見えず、顔色も良く、むしろこんがりと焼けて(長期休暇で家族で海とか旅行にも行けたとか)。話の最後には早速ガツガツ新しい提案、オイラに売り込みかけてきたくらいで。「オイオイ、無理するなよ、ゆっくりいこうぜ」と笑って、警告はしておきましたけどね、まだ復職期・環境調整期でしょう。ココロの傷は簡単に薬で治らないから。

今時そんなクソみたいな会社、クソみたいな上司っているんだ?と驚きましたが、まぁ今でもすぐそこにもクソ会社、クソ組織、クソ人間はいるか 笑。彼の会社内で今回はかなり大きな問題になったようで、最終的に本社から調査員が支店にきて、全社員にヒアリング、そして問題のその上司が飛ばされるという決着になった模様です。それとともに会社は彼を復職させました。もちろん、医者の診断もしっかり合わせて。最終的にはいい会社ですね。エース、実力者を選択、彼は勝ったのだ。
後から聞いて驚きましたが、激務でつぶれただけでなく、実際はこの上司がいわゆる”なにもしない上司”だったらしく。具体的には、数字が悪いと全て誰かしら社員の働きぶりや人格を否定どころか、悪しきほうに話を捏造して、本部へ挙げる。実際に起きた案件の内容も、自分が仕事をしたくない、責任を取りたくないから、案件自体が悪いものだと捏造し、さらに対応した部下が悪いとこれも捏造したり。そして、支店内ではひたるらパワハラ「オマエ、達成しないとクビだぞ」とは発言もあったそうです。
彼にとっては物凄く勇気の要ること、最後まで悩んだそうですが、自らが体調を崩し精神が病んだこともあり(最後出勤しようしたらその日の朝家の玄関で足が動かなくなったそうな;。前回記事で書きましたが彼が表彰もらうくらい社内でも有名なエースでした)、本社へきちんと問題をレポートし、同じ想いをしている部下たちのためにも、改善を訴えたそうです。

本日が復職初日から、用もないのに早速オイラの事務所来て、タバコ吸ってコーヒー飲んで報告して帰った彼を、なんだから嬉しく感じちゃいました。

そんな話あるんだと思いながらも、そういえば先日某飲料会社でもクソみたいな人出てきて似たような感じだったわとか思い出しますが 笑、自分の出世というか保身?、そのためにいかにシゴトしないか、部下のせいにするか、いくらでも話を捏造する人って、まぁいるにはいるわな。でも、今の時代、それは通じねえんだよな。彼の上司もきっちり粛清されたわけで。内向きにシゴトをしている人や組織、普通にきちんと正確に懸命に仕事に取り組んでないと、遅かれ早かれ、粛清とまでいかなくても相手されないし、そんな組織は衰退していくと思いますよ。

こういうのって、悪意とかでなくて、その人の癖なんだろうな、って思います。取り引き先に懸命に対応、ひとつひとつプロジェクトに懸命に対応、問題が有れば隠さず報告、会社や上司にもきちんと意見を伝える、批判ではなくて正確な情報を伝える、そういったことは普通に誰でもやればできることなんだろうけれど、大きな組織で毎日出勤していると、いろいろな人間関係や政治って集団だから形成されるじゃないですか、そうすると知らぬ間に「この環境で俺はどう定年まで生き残るか」ってマインドになってきて、一番良いのは数字を結果で示してのし上がっていくのことなんでけど、実際実力がない人ほど、百歩譲っていろいろな不運があって力を発揮しにくい職場だったりした場合、そうなると”いかにマイナス点をもらわないか”、もっというと”いかによくも悪くも目立たないようにするか”って、自然となっちゃうんだろうね、癖だよそれはもはやね。

オイラは、そんなクソみたいな会社やクソみたいな人間とは、お付き合いするつもりないですわ。同情しているとかでなく、今日早速来て復職した彼みたいなオトコ達と俺はシゴトもしたいし、うまく言えませんが、ずっと付き合っていきたいです。

皆さんの周りにも?アナタ自身も?どうですか、”たいして実績を出すわけでもないけどロスもするわけでもなく、あまり話題には上がらないけど、評判いいわけでもないけど悪いわけでもなく、なんとなくそこそこは出世して定年まで勤務してて知らぬ間に退職する社員”そんな人いませんか?笑 要注意やで。


男気とは? 魁!男塾を読み直しましょうか。
古い・・・笑