別れと出会いの春、異動と新人来たる4月1日。
今朝は雨模様、風模様なんですけどね。
私事ですが、昨日義理の父(嫁の父親、オヤジさん)が息を引き取りました。享年84歳なので大往生ちゃあ大往生です。
昨日深夜ー早朝未明に施設からコールが入り、急いで駆け付け、ラストは静かに呼吸が止まり心臓停止。オイラ的ポジションでまず思ったのが、オヤジさんそして終末期介護に付き添った嫁ちゃん&お姉ちゃん、お疲れさまでした、です。それとこれでオイラは元より嫁チャンサイドも後ろ盾皆無・両親は全員亡くなりましたね、ってことかなあ。
そんな中でも、オイラの会社のメインバンク先の担当銀行マン君(31歳)が異動内示出たと連絡がありました。
彼は3年前に担当になり、当時は法人営業を単独で担当するのがキャリア発で、それまでは主に大き目の支店で個人ローンや金融資産等を経験したキャリアを積んで、そこから現在の支店で法人を担当した若手君でした。前任から交代挨拶を受けた最初の当時は、「大人しいな。大丈夫か?」と若干不安になったのを覚えていますが、そこから3年ガッツリとお付き合いし、今では雑談(住まいや家族の話や、趣味だったり仕事のことだったり笑い話から世間話から女遊びも話も 笑 何でも)したり、頻繁にオイラの事務所に立ち寄ってきたり、とても仲良くしていました。いよいよ支店勤務3年満期が近づき、”そろそろ異動なりそうっす”とは聞いていました。そのことでちょいちょい不安がっていたり、一方で惜しんでいたり、感じるのは、多分最初に法人担当をやってみた印象や思い出が強く、またオイラとの関係が心地良かったんだろう、実際に様々な事案で非常によくやってくれるコでしたでし、業務は完璧、フォローもきめ細かくマメで、オイラも満足感は高かったのと同時にこの春の異動で若干不安と寂しさはあります。
事業を行っていく上で、金融機関特にメインバンクと親密で良い関係を築くことはとても大事です。
しかし、どんなに銀行担当者と仲良くなっても、彼らには2-3年で必ず異動が発生します。主な理由はキャリアと昇進もそうですが、コンプライアンス視点で特定の取引先と必要以上に懇意になることを、それで万が一不正が発生するリスクを防止しているからです。
顧客つまりオイラ視点で言えば、
・またイチから関係作らないと
・会社の事業説明をまたイチから理解させないと
・引継ぎはちゃんとされるのか、検討中の事案は無事進めてもらえるのか
等々そういう不安と面倒臭さがどうしても生まれます。
当然これまでの31歳君は優秀だったし、もう4月になるずっと前から引継ぎをしっかりやっていくと熱く宣言してくれており、イイ奴なのでオイラとの愛称合う後任を激選したいなどとも言ってくれていますが。
オイラが起業してから、この担当君が実質3人目でした。1人目はすぐ異動しちゃった人でしたが、二人目の前任君は行内でも異例の出世をした男でかなり仲良しの関係でした(たしか以前記事でも触れたけどそんなデキル男が鬱にかかり、病気になる寸前はヘルプ信号・悩みを言ってくるくらいの関係柄でしたね)。これまでの流れからなんとなくオイラなりに網を張っていたというか、担当者のみならず支店営業部内の様々な関係者と関係を構築するようにしていました。支店長は勿論のこと、内勤女性社員らや、その担当の上司や部下とも、特別な何かをするとかいうよりも、TELで出た人とフランクに笑いを交えて話をしたり、時々敢えてTELで済むことも、支店によって口頭で伝えたり、等々。まぁPben的やりかたですかね(笑)。要はオイラが通常取引している企業と同じことを金融機関にもやっているだけなんですけどね。パイプを常に作っておく、と言うんですかね
持ちつ持たれつ、と言いましょうか。銀行にとって要は売上=融資額アップなんですよね。決して借り手が貸してくれとアタマを下げる関係ではないのです。むこうは貸したいんです。Win-Winでもある。オイラはそういう関係の中で、時々向こうも銀行独自の金融サービス(クレジットカードや個人ローンや投資信託やNISAなど)売り込んでくるというかそのノルマもあるらしく、提案されたものを必要有無問わずできるだけ受けています。貸を作るというか恩を売っておく。それが追って別途、オイラの会社の融資やフォローに還ってくるし、担当君も気持ち・ココロが入って関係が続いていくんです。時々急にアポなしで来ると「お?今日はどした?何のノルマ・お願い土産もってきたんや?(笑)」なんて感じですね。
それはこちらもしたたかに、リスクをとっておく側面もあるので、他銀行ともつないでおいたり、そういうことも同時にやります。実際融資を受けたりとかはせずとも。メインバンクをけん制しておく側面もありますが、現メイン銀行の担当の異動で後任が地雷担当になってしまったり、支店長が地雷支店長になり、これまでの関係が破壊されています場合のリスク防止です。念のため。
まぁ、後任がもっとむしろ良かったりするハッピー異動もあるんですけどね。
実際この銀行も前任がすごいよかったと思ってたら、結果今回異動することになったその後任31歳君がもっと良かったわけで。
オイラの取引先でも後任や後任上司に変って、ビジネスが良くなることも実際あったり(笑)。
こればっかりはね。でも上記のように直接担当以外ともしっかり網を張っておくことは大事です。
夜の街でも似てるかもしれない。例えば銀座のクラブのママともつながっておく、たまたま縁があった姫ともつながっておく。足を運んでくる顧客情報が同じ業界ともつながっていたり、急な接待やクセがある取引先をおもてなすときも、根回し理解してうまくやってくれたり等々。つながっておくの大事ですよ。たまにリアルに”つながってしまう”のもありだけどトラブルのリスクは生じるかな(笑)
一旦ツレともつながっておく(笑)
Bizメリットは皆無そうですが