pben’s blog

独り社長の酒場トーク

極上のエンターテイメント?! ドイツ戦を終えて

マジで勝っちゃったの?と不思議な気持ちになりました。


散々、批判しまくっていたポイチジャパン、最悪3連敗を予想していたW杯我らが日本代表ですが。
そりゃもう、1点目取って追いついた時は、大騒ぎ&大声とガッツポーズが出ましたけど、2点目逆転した時は、「え?なに?」ってな感想でした(浅野のあのゴール自体がそんな形の得点でしたからね。最終予選ホーム豪州戦の時も彼のゴールそんな感じだったよね)。前半の内容と先制点取られた時は、オイラ怖くなって、「これは0-4、0-5もあるぞ、やば・・・」と思いましたが、あの強豪ドイツ相手に逆転で勝ちという結果は日本だけでなく世界でもジャイアントキリング&事件レベルで、それはもう大騒ぎになるし、オイラも勝ちは嬉しい!最近の日本では久しぶりに世の中が明るくなるニュースな気がしました。

が、しかし、試合中もそうでしたが、終わって今朝になって冷静に試合振り返ると(サッカーマニアとして 笑)、オイラなりにこう観ています。今までたくさんサッカー観てきたけれど、前半と後半でこんなに内容が変わる試合って観たことなかったぞ、と。ちなみに、たしかボール支配率は日本25%-ドイツ75%(!)、シュート数は日本3本-ドイツ25本(!)とかだった感じ。


<ドイツの布陣と前半>
日本と同じ4-2-3-1の布陣と思いきや、ドイツから見て左サイドバックラウムが高めの位置取りで、実質ドイツは3-4-3でした。日本はFW前田とトップ下鎌田+左なら久保君、右ならエースの伊藤(純)の3人で相手の4バックにプレスをかける作戦だったはずだけど、主に伊藤がラウムに引っ張られて、ドイツの左CBがほぼフリーになり、そこに加えて中盤のギュンドアンが下りてきて数的不意に且つ自由にボールを持たれて前にボールを運ばれて、それによって全体的に想定よりもプレスがかからず自陣奥まで引く感じになり、終始押し込まれた。それだけでなく、もうこれ「究極の日本が目指すサッカーじゃね?」と思うくらい、ドイツ選手は蹴る・止める。ワンタッチで落とす・パスが秀逸で(一時期のバルセロナ以上に見えた)とにかく上手い!って何度も口に出ちゃうくらい、前半ドイツは圧倒していました。日本は全くボール取れないし、押し込まれているので奪っても出すところもほぼ皆無のワンサイドゲームだったな。結果的にこの内容でも1点で抑えたともいうべきなのかもしれないけど。

<後半、覚醒ポイチ>
いつも交代枠を残して試合追える、守備的なポイチがなぜか今までにない采配をした。覚醒したの?笑。今のフットボールってイタリアのカテナチオ=守備固め、では絶対勝てないんだよね。攻撃は最大の防御ってことで、選手変更と変えた布陣が攻撃的になりました。それでドイツが困惑していたのも見て取れたし、いざとなると今の日本代表の選手って個々のレベルが決して低くはねえんだよな、と。色々選手交代あったけど、終盤はこんな感じでした。

      浅野
    南野     堂安
 三笘   鎌田
     遠藤    伊藤(純)

  冨安  吉田  板倉


左は三笘がやや高めのウィングバックに位置取りし、右は元々攻撃のエースだった伊藤(純)が同じくウィングバックまで下がりながら縦に攻めから守りまでフルカバーして堂安はやや中に寄り気味で攻めで右に入る感じ。南野は右ウィングに入るというよりCFに近寄り気味の位置取りでした。要はタレントと配置だけみると、めちゃくちゃ攻撃的に後半プレイしました。これって過去一度も試してないフォーメーション&選手配置。ドイツのフリック監督も勿論選手も戸惑ったんじゃないかな、と。


試合後のドイツの監督、選手などの談話もネットで見ましたけど、「なぜ負けたかわからない」感じで未だ困惑している模様です。彼らは次はスペイン戦ですね。日本のコスタリカ戦も大事ですけど、このドイツvsスペイン戦どうなるんだろう。どちらもボール支配率が世界のトップ。日本の予選突破だけを考えるとスペインに勝って欲しいけれど、彼ら同士のメンツの戦いをするはず。ちなみにCLでは最近はバルセロナに対しバイエルンが圧勝するけれど、、、果たして。


恐れず勇敢に!攻撃的に!がやっぱり吉