pben’s blog

独り社長の酒場トーク

サプリメント

健康食品の効く効かない、功罪とかの話ではなく、ちょっとBiz的な話で。



Pbenはいわゆる健康食品、サプリメント(正式には加工食品)を販売・製造している会社が、販売取引先の1つです。具体的には、包装容器の裏面に表示されている原材料の中の原料を取り扱い(輸入が多い)・供給をしています。

世界的に見ても、日本はこの分野の消費大国です。アメリカは高額医療・保険の問題もあるのもあって3.5-4兆円の市場と言われ圧倒的大国なわけですが、日本は1兆円弱あると言われています。ここ数年は日本の製薬会社・食品会社がこの分野に力を入れているのもあり、割と身近になりましたよね。ひと昔前までは”神秘の水”やら”ガンに効くキノコ”やら怪しい、高額な、なんだか身構えるアイテムだったけれど 苦笑、今はコンビニでもドラッグストアでも普通に栄養補助食品(サプリメントの意味はこれ)として売っていますし、青汁(個人的にはこれは懐疑的だけど 苦笑)とか、芸能人が普通に各社のCM出て宣伝してますもんね。ある程度先進国で人口が多いエリアは巨大な市場で、特に中国とかはまだまだ伸びていくエリアでしょう(規制、その他複雑な制度と諸事情がこの国はあるので簡単ではありませんが。この話はまた追々)。

大手(D〇C、ファ〇ケル、〇ントリーとか)になると、売れてる商品で年間100万個とか売れているのですが、それはピラミッドでいう上の方の話で、多くは年間数万個~数千個の販売会社が占めていて(良くて年間10万個)って感じです。Pbenは小企業でですから、だからかそスキマ狙いというのもありますが、一部素材は、あくまで原料供給ベースですが、1販社に年間で、100㎏程度もザラなわけです。

先日、とある販社・企画会社さんの来社があり、現在お試し販売のサプリメントの反応が良ければ先ずは1万個製品を製造する!販売する!と鼻息荒そうだったのですが、この商品の中にオイラの原料が配合されて使われているのですが、彼らは1個(30粒入り)の原価が500円で700円で卸すとして、200円x1万個=200万の粗利を獲得しますから、まぁ悪くはない。この1粒にオイラの原料は1粒あたり150mg=0.00015kg配合されるので、x30x1万ですから=45KGの量の使用となりますが、原価30,000円の原料で40,000円で供給するので、粗利は10,000x45=45万円のビジネス。これはまだ相当マシなほうで、普段は数キロの受注だったり、5千個程度いや1千個も製造しない販社も多々あるので、結構渋い、地味なビジネスだな、と我ながら思ったりします 苦笑。ただし、既出の大手となると、製造量も原料使用量も桁が変わってきますが、そういったケースほど粗利がキロあたり数千円程度しか出ない、非常に厳しい価格競争になりますから、量=薄利ですね。当たり前なんだけど。例えば、この45㎏で45万円粗利が出るケースに対し、大手は2,000kgとか使用するけど、粗利が2000円/kgx2,000なので年間で400万円の商材案件ではるけどれ、前者のケースがもし同程度の数量動けば、単純に10,000x2000で2千万円の粗利が出せる。現実はそんな甘くないのですが 笑、例え現在数キロの商売でもその先の販社がいつか、数年後バズることに期待し、またそういった期待値が感じられる場合は、可能な限り精一杯サポート、協力していこうというスタンスでシゴトしていますが、それまで日々地味に、数キロ地味に出荷が現実ですね 苦笑。理想は、使用量が多く、競争相手がなくニッチな素材、粗利をしっかり取れる商材を、世界中から見つけてくる、その商材・メーカーを押さえることなんですは、そんなの数年間で1品、1案件生み出せれば良いほうです。それまでは、数キロでも日々積み重ね、地味に頑張るしかないなと思ったり、と。1㎏販売するのも、100㎏販売するのも事務処理・出荷応対・資料対応などやること、労力は全く同じなので、たまーにメンドくせぇ!ってなりますが 笑。



師走の忘年会2発終了
残りあと4発!苦笑
今月はフィジカル勝負