pben’s blog

独り社長の酒場トーク

中国政府 日本から中国への渡航ビザ発行停止

という速報が昨日夕方流れてきましたね。


年末に規制解除され、年が明けていよいよ中国への出張・渡航なんて話も再開し始めたばかりなんですが、規制解除後に良くない情報が続き、それは国民の8割―9割が感染したとか、まぁオイラの知人は100%全員感染したし、死者数も非公開だけどどうも酷いとか云々。実際は今月から来月半ばまで続く旧正月春節明けてどうなるか、と不明瞭だったわけですが、今考えると渡航というか出張再開に対しリアリティさが薄かったといいますか。だって、今もJALで上海往復便とか調べてみると、便数がそもそも少なく、何よりもflight費が30万円(!)とかするし。確か2020年頃から、短期滞在でのビザ免除とかは撤廃されていて、商用でもビザが必要になっていました。今も確かビザ自体は申請しないと(商用だと簡易申請作業っぽいけど)、そもそも中国には行けないわけで。それが内容・期間未定とはいえ、ビザ発行停止ということで。

中国を決してかばう意図はありませんが、ビザって双方国のコンセンサス、事前調整ありきだよね。コレ何度も言ったけど、中国=メンツの国家なんだよ。確かに現在の日本の来日渡航規制というか中国からのフライトで入国者に対しPCR検査だったり、なんか区分するためにヒトにバッジ?タグ付けさせてるんだよね。そういうの中国は怒るんだよな。バイキン扱いされてる!くらいに受け止めたんでしょうね。日本の入国規制を開始する前に、水面下で双方政府高官レベルで根回し、話し合い、そういった事前調整・確認ってしたんだろうか、と思う。中国だって、実際は日本だけでなく韓国などが規制せざるを得ないことは承知だと思う(ただし、欧州やタイなんかは規制していないけど)。日本側だって、中国の”メンツ”と対抗措置くらい予想済みであるべきだったはずだ。

ビジネスシーンでは、今は決して安価な加工国では中国は決してないけれど、分野によってはむしろ日本を凌駕する技術、環境が今の中国には整っており、元来決断もスピードも商業化も速い。反対に、その圧倒的な人口と中間層の伸び率は、日本側にとって人口減の自国への行き詰まりを打破する大きな輸出先マーケットなわけで。オイラの関わる商品でも、例えば日本で年間1万個売れるモノが、中国ではお試しで1回10万個というレベルの桁が違う話なんだよな。

日本は真面目に感染者カウントしている?からだけど、国際的にデイリー感染者数はトップレベル。一方で、コロナの対応、集団免疫、株の分析と把握はしっかりしているだろうけど、それに対し中国は至極曖昧、というか隠しているからアレだけど、いずれにせよコロナは新型インフルエンザだと思ってる。ただの風邪とは言わんけど。政府間の事前の根回し&調整と、中国側も冷静に感染レポートを発していれば、もっと事はさほどギスギスせずに2023年を迎えられたと感じます。


とはいえ、
生存確認の為にWechatで数年ぶりにコンタクト取った成都のツレから、一切返信が無いのはやっぱり不安です。
遺恨で無視されているだけの可能性もアリですが 苦笑。