pben’s blog

独り社長の酒場トーク

VS 帝国データバンク

基本断るスタンスなんだけど、@千葉 って言われちゃうとなぁ 苦笑


先日、帝国データバンク社のリサーチ、インタビューを受けました。信用調査会社って色々有って、メジャーなとこだとここと商工リサーチ社ですよね。創業以来、何度か電話で調査があったりで。その大半は、お取引先から依頼が有りまして、ということなんですが、基本断っています。本当に依頼主があるとしたら、主に自分が仕入・買掛が発生する取引さんなんでしょうけど、日本国内で仕入れている先さんって、俺5社程度なので。他に、売先で所謂大手さんが、供給能力や安定性を調べたくてやる場合もあるか。

断っている理由が、①情報はタダじゃないよ。②情報の正確さがとても怪しい。③君に偉そうに言われたくないぞ、の3つです。①はさておき、②では過去点数メッチャ高かった会社が倒産したり、明らかに虚偽情報=良く見せている会社に過ぎないのに全く信用調査が正確にされてない会社に、出くわしたりしたこともあって。③はなんか初動の電話の感じが、たまたまにすぎないんでしょうけど、感じがいけ好かない 笑。

先日も、電話が有って、最初はクールにドライに決まり文句で断ったんですが、粘られてしまったのもありますが、トドメが同じ千葉支店の者で近いですし、なんてことで、受けちゃいましたよ 笑。

御歳31歳の男の営業?リサーチ担当者君で、変にガツガツもベラベラも媚媚もしておらず。なんというか喜怒哀楽は有るんですが、冷静な感じの人で。インタビューでもYES or Noがはっきりしていて、気に入りました。自分お喋りな方なんで、結局色々情報取られた気もします 笑。最後に、せっかくの機会なので、あくまで貴殿個人として、弊社の良い点と悪い点を語ってください、とお願いしたところ、わかりました、ということで、ここでは悪い点だけ。意外となるほどなぁと言いますか、分かっていたけど見ていなかった点とか、色々為になったといいますか、考えさせられるいい機会でした、ということで。

<悪い点>
●独り社長である、ゆえに社長に何かあったら終焉。
 ハイ 苦笑
●主要な売先はうまく分散しているほうだが、商品群が特徴的、ニッチすぎて、ゆえに10年後その素材や使用されている商品が続くか懐疑的
 業界的に、その素材は5年続かない、なんてよく言われたりします。全部が全部そうではないが、自分が気を付けている点は、何か商品がハマっている間に、次の素材や案件を仕掛けないとということ。およそ5年後、現行の売上げ減っていく場合には、次の素材で置き換えていく。結局それでもプラスマイナスはゼロに近くなるので、焦っても仕方ないですが常にアンテナ張って、最低でも1年に1品新素材を取り組まなきゃなあ、ってことですが。
●事業継承性が見えない
 まだ4期目なんだけどは言い訳のようで、社員雇用ひいては次の社長を担う人材の確保、身内だとしても事業を継承していくビジョンがあるかどうか、その上で現在の事業をどう拡大していこうとプランニングしているか、とかが薄いというよりゼロだそうです。ゲゲッ 苦笑。ちなみに、信用調査のスコアって、特にオーナー会社で長く採点している企業さんだとココの点が欠落しているとスコア下げるそうですよ。
●ぬるい、のかもしれない。
 彼が観た感じ、僕は結局仕入れ先も売先も今までのキャリアの中で結び付いた先で、恐らく起業してもフォローしてくれる先なので現状その関係は、いわば”トモダチ・友情”状態。社長、心地良いんじゃないですか?時にゆるかったりもしたり?なんて刺されました 笑

話は少しズレますが、今自分の会社名義で死亡保険金を加入・俺が死んでも嫁ちゃんがぬるく20年くらいは生きていけるくらいの額を検討中なのですが、先日この件を相談していた外注の会計君から、”引退とか、キャリアってどう考えてます?ってか考えたことないでしょ?”とか言われたり。創業から現在進行形、来月・来年の事業プランだけで、あくせく、いっぱいいっぱいな自分ですが、あぁ色々個人だけじゃなく会社の先の将来もきちんと描かなきゃダメなのかねえ、と考えることが増えてきましたよ。


もう「新進気鋭」ノリって歳じゃないか!これからは、全集中!水の呼吸!「画竜点睛」で!!ってことで 笑