pben’s blog

独り社長の酒場トーク

宅配業者~ゆうパック

最近ゆうパックのCMやってますよね。


「驚きの事実!集荷もしてくれる!安い!」というフレーズで、最近CMやっていますが、時を同じくして、オイラの会社にも見た目は100%郵便配達員の格好の男の子たちが、飛び込みで営業してくるようになりました。明らかに若手が中心で、しかもやはい通常業務は郵便バイクで配達だそうです。

CMをやっているくらいですから、当たり前ですが、ゆうパックのシェア拡大がその目的。聞くところによると、郵便局の売上は毎年減少していっており、特に一般郵便、季節的には年賀状・その他ハガキ・書留など、売上の1割しかなく、他はゆうパックを中心とする宅配便らしい。けれど、この分野のシェアがヤマト運輸が50%と圧倒しており、次いで佐川急便3割で、その次にゆうパックで2割弱らしいです。

CMの通り、先ずは再認知ということで、価格はヤマト運輸より安い、ってことでPR開始しているらしいのですが(確かにゆうパックの方が50円前後安いし、持ち込みだとさらに50円割引あったりする)、オイラ的には企業目線で比較すると、結論からいうとゆうパック(というより郵便局というシステムか)はあり得ない。理由は、
・17時に閉まる
 集荷もほぼそうなのですが、郵便局って5時に閉めます。この前オイラぶちキレそうになったんだけど、3分前に慌てて小さな(サンプル品)郵便物持ち込んだら、もう半分入口ドア閉めてて、”閉めますよ”というサイン?、しかもガラスドアの向こうに見えるおばちゃんが腕で×バツのサインしやがった。我々会社って17時が今の一般定時でも、例えばその日受注・リクエストあった荷物・書類って、他の業務もこなしながら、梱包・出荷伝票作成していると結構17時までってシビアじゃないですか。ヤマト運輸は結構遅くまで集荷来てくれますし、最悪最寄りのセンターに持ち込めばその日扱いしてくれます。オイラも急な案件が有ってでも遅い時間だったのでTELしたところ「大丈夫ですよ、お持ち込み頂ければ。22時くらいまでやってますから!」と。
・翌日AM着が保証されない。
 実際、寸法・重さ・配達エリア都合などで、ルールがあると思うんですけど、これもオイラの経験談だったのですが、ゆうパックって受付・伝票・配達日など、PCのページで入力・申込・印刷はできるんです。大阪向け翌日AM着で出さなくてはならない貨物がどうしても事務所出しであったので、ゆうパック集荷頼んだのですが、集荷された後数時間後にこのエリアのセンター局からTELがあり「翌日AM着は着くかもしれないし、着かないかもしれない、確実は翌々日着ですが」って。。。間に合う間に合わない問わずこんな回答じゃどうしようもないので、荷物を戻してもらい、直ぐヤマトで出しました。集荷の時は係員が「大丈夫です」と言い、そもそも伝票出力システムで”可”として表示されたから依頼したのに。。。ヤマトは、当日エリアや混雑具合で遅れ・正午過ぎちゃうとかはありますが、AM着はAM着で対応しますよね。

2週続けて、郵便局の営業マンの子たち(配達員と兼務)が来るもんだから、オフィスに通して少し談話していたのですが 笑、民営化前の体質がその原因だと思うのですが、
・週数回、ゆうパックの飛び込み営業を特に若手がやらされることになった。
・受付時間もそうだし、郵便局のシステムも体質も大きく変えないと、ヤマト運輸のシェアは取れない。
・安易にCMと価格が安い!で”上のほうの人たち”は、シェア奪還できると思っている。というか、そもそもウチのセンター局はさらにその上から言われて、僕たちに営業だけはさせるけど、たぶん本気で取り組んですらいない。
、、、とのコメントでした 苦笑。

オイラは半分冗談で「むしろゆうパック事業を佐川急便とコラボして委託したら?」と助言しましたが、ゆうパックのシステムだけでなく、そもそも体質的な問題で、現在のPRキャンペーンもヤマト運輸運営サイドは笑って相手にすらしていない気がします。16:58に戸締り開始するような体質の企業は本気の民間に勝てません。事実、海外なんかはもう国営や郵便局的な会社は衰退し、書類・一般郵便だって民間が食ってるから。



CMやるんだったら、NiziU使えばいいのに
「We with you!、We with ユーパック!」