pben’s blog

独り社長の酒場トーク

ハイブリッドワークでいこう

ゼロか100かでなくて。


GW明け早々、コロナが第5類扱いに移行したその初日、都内の取引先サンがココ幕張基地までご来社されました。2名でそれぞれ実は住まいがココより以北・以東の八千代・印西方面らしく、コロナ禍中も”原則毎日全員出社”で当時も平時も乗車1時間半弱かけて通勤しているらしい。さすがよく言えば老舗悪く言えば古めかしい創業80年の問屋さんです 苦笑。

この第5類への移行をきっかけに、世の中の空気やムードも変わり、多くの企業さんが出勤形態の選択に悩んでいるのだろうと思う(但し基本的にそれはオフィスワーカーで、農水産・運送・サービス業など一部ナレッジ職は除きます)。すでに”原則出社”に回帰した企業もあれば、およそ4割の企業が”検討中”つまり変更を考えているけどとりま様子見らしい。その他はテレワークの継続だったり、コアタイムとか週1or月2出社とか、色々のようで。

基本的に、皆毎日学校みたいに出社はしたくないでしょう。できればテレワーク継続希望が大勢なんだと思いますが、出社したくない理由の1番は、”通勤列車”な気がする。基本就業時間が9時から18時とかでしょ、そうすると大勢が8時前後に列車に駆け込み、満員列車になり、それが1時間で、、、あのザマになる。それがx5日連続/毎週は、そりゃ嫌だよね 苦笑 コロナを契機に、分かっちゃたというかバレちゃったのは、毎日全員雁首揃えて学校みたいに9時に集合しなくても、基本的に売上はあまり落ちていないどころか、それでもむしろ伸びているということ。いかに意味のない労働時間をもてあましていたのか、効率と生産性をテレワークによって再考することができたか、まあ色々です。いかに無駄なカネをオネエチャンや銀座・六本木で使っていたかもそうだろうね 笑

テレワークもきっといくつか問題はあって、ちょっとしたコミュニケーションが取れなくなったり、やたらとWeb会議が差し込まれ会議が増えちゃったり、とか。Pben的には、例えばちょっとした喫煙室での他部署員との会話とか、終業後若手と軽く飲みニケーションとか大好きなので、きっとテレワークではそれらは不可能なんだろうなと。

ゼロ(全員毎日出社)か100(テレワーク)かではなくて、バランスなんだと思う。大事なのは、出勤時間・場所が優先事項ではなく、「生産性・効率性・利益率を高めること」。

以前勤務していた商社がオランダはアムステルダムが本社で、時々1週間くらい出張と合わせて本社通勤(ホテルから)勤務をしていたのですが、1日社内を眺めていて気付いたのが、皆”なんとなく出勤してきて、なんとなく退社する”のです。欧州文化は異なるけれど、10時頃にバラバラ・ダラダラとオフィスに集まり、ランチタイムくらいには全員居る。朝TELで「今日は午前は家のことで出社しない」とか連絡が入ったり、「あれ?Robは今日オフィス来ない?」とか周りに尋ねると「さあ。あぁ、奴は今日テレワークだな」とか、そんな感じでした。

それでいいんだと思う。事実この会社は結構優秀で、毎年売り上げも利益も伸ばしてたし、社員も優秀だった気がする。なんとなく阿吽の呼吸なのか、ポイントを押さえているのか、大事な会議があれば当然、あとは皆の様子見て「今日は集まるな、じゃあ例の案件相談、会議できるな」と個々に感じれば、サッと雁首揃ったり。なんというか、それはクールでカッコ良かった記憶がある。

ゼロか100か、完全テレワとか原則出勤とか決めないで、もっとハイブリッドでいいんだと思う。

コアタイムとか勤務時間とか原則やルールを設定しないで、縛り無く、皆を働かせればいいでしょう。具体的には、出社勤務してもいいし在宅テレワークでもいいし、直行直帰でもいいし、出社回数最低月2回とか出社時間9時とか決めて縛らなくていいし、大事なのは「生産性・効率性・利益率を高めること」なので、上座の上が部下下の雁首を定時に眺めて満足するだけの行為とか労働体系とか止めりゃいいと思う。大事なことのために、各員がモチベーションをもって日々シゴト、出勤するばいいのだろうと思う。おそらくそのことによって、プライベートな時間も能動的に確保できるし、リフレッシュも可能だし、その先には新たなアイデアとかきっとモチベーション向上にも効果を発する気がする。例えば、Pbenだったら、月曜日は在宅でアポイント取ったり計画を立て、必要な資料や確認事項あればちょろっと午後オフィスへ出社し(で都内でグルメランチを楽しむ)適当な時間に退社し髪の毛切りにいくもよし、取引先と晩餐もよし。週の半ばは直行直帰で営業訪問したり、時間潰さなければならなけれ合間でオフィスに立ち寄り、そんなイメージでしょうか。「とりあえず9時に行く。行ってから考える。」とかしないし、「退社時間まであと2時間かあ、眠いなあ」とかもなし。満員電車はほぼこれで避けれるメリットもある。よく10時から15時までコアタイム!とか叫んで、それはもうフレックス的なのかテレワーク推進なのか出社強制なのか分けわからんのだが、そういうことではなくてさ。場所とか時間じゃないんですよ、当該企業にとって「生産性・効率性・利益率を高めること」を各員が成し遂げやすい環境を提供すれば良いのだ。なんというか、もっと信じていきましょうよ、社員たちを。


ウチの取締役のワーキングタイムは
14時ー0時です 笑
オフィスにも用がなければ1か月とか
顔見ません 笑
でも毎日コミュニケーション取れています。
結果何とか毎年増収で奮闘していますよ僕ら。